短編小説 【ふたりといた時間】第5話:ぶん、心を開くまで 『ん……』布団の中、まぶたの裏にやわらかな光を感じながら、私はごそっと身をよじる。まだ眠っていたい気持ちと、ほんのり感じる“気配”とがせめぎあってる——そんな休日の朝。すると。「ぺしっ」……え? 今の、何?もう一度まぶたを閉じようとした、そ... 2025.06.23 短編小説
グルメ 【カフェランチ】North South East Westの真ん中で 「梅雨入りしたのに…晴れてるw」車を降りると、じりっと焼けるような日差し。思わず顔をしかめたけど、日焼け止めを塗っておいたのは正解だったな、ってひとり頷いた。今日は、まさかの“上司とカフェ”。出勤前にぽつりと、「気分転換にどう?」なんて言わ... 2025.06.20 グルメ趣味
短編小説 【ふたりといた時間】第4話:ごはん戦争、はなの巻 『ただいま……』その声が、私の一日の終わりの合図になったのは、いつからだっただろう。仕事は相変わらず慌ただしくて、あれやこれやと気を張る毎日。上手くいってるとはいえ、疲れはじわじわと体に染みついて、帰宅する頃にはヘロヘロで。靴を脱ぐだけでも... 2025.06.16 短編小説
温泉と自然 【散歩日記】八海山尊神社に呼ばれた日 『よし、行こう』朝起きてそうつぶやいたのは、誰に向けた言葉でもなかった。お昼すぎ、曇り空の下。梅雨入りしたばかりのこの時期は、ジメジメと湿気がまとわりついて、この間までの過ごしやすさが恋しくなるような日だった。ほんの数日前——ふっと、頭の中... 2025.06.12 温泉と自然趣味
短編小説 【ふたりといた時間】第3話:ふたり、それぞれの性格 玄関の鍵を回す。かちゃり、という音が響くと――「にゃーっ!」ドアが開くよりも先に、あの声が聞こえる。おかえり、って言ってるのか。それとも、ただ遊びたいだけなのか…。いや、たぶん両方。靴を脱ぐ間もなく、足元にとことこ駆け寄ってくるちいさな影。... 2025.06.09 短編小説
温泉と自然 【散歩日記】昭和の森公園で森を歩くって、やっぱりいい 『ちょっと歩いてこようかな』朝9時ごろ、曇り空。じっとりとした湿気が肌にまとわりついて、虫まで汗に吸い寄せられてくるようで、正直あまり快適とは言えなかった。でも、なんとなく…そう、なんとなく気分転換がしたかった。気持ちが落ちているときって、... 2025.06.05 温泉と自然趣味
短編小説 【ふたりといた時間】第2話: はな?ぶん?はじめまして。 今思えば——あの頃の私は、ちょっとした人生の転機の中にいたのかもしれない。新しい仕事を始める直前で、期待と不安がごちゃ混ぜになってて。落ち着かない日々が続いてた。なんていうか……心の中がザワザワしてて、そこに風を通したいような、そんな気分。... 2025.06.02 短編小説
短編小説 【ふたりといた時間】第1話:今日もあの子たちの気配がする(プロローグ) この物語は、かつて一緒に暮らしていたふたりの猫との思い出をもとにした全49話予定の短編小説(フィクション)。🟦第1章:出会いと家族の始まり(1~10話)ふたりの名前は、はなとぶん。今、もし”天国”っていう場所が本当にあるのならきっとふたりは... 2025.05.26 短編小説
食と地域の知恵 【長野県ってなぜそばが有名なのか】信州そばの特徴と魅力 『長野県といえば?』多くの県民が真っ先に思い浮かべるのは、きっと「信州そば」だと思います。もちろん、私もそのひとりです。長野市内のおそば屋さんを食べ歩くのが好きで、自宅でも週に一度は乾麺を茹でて楽しんでいます。それくらい、私はそばが大好きな... 2025.05.19 食と地域の知恵
グルメ 【長野県信濃町にあるこずえ食堂へ】信濃町で愛され続ける食堂の魅力 朝起きた時、湖に行きたくなった私です😅。ありませんか?朝起きた瞬間に『何処かに行きたい!』衝動に駆られる事…私だけでしょうか。早朝6時に車を走らせ、野尻湖に行ったのですが、朝食を食べてない私はお腹が空いてしまいました。朝9時頃から空いている... 2024.04.15 グルメ