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はなとぶんの時間

【ふたりといた時間】第40話:ぶん、ひとりになる

はながいなくなって、今日で何日が過ぎただろう。部屋の空気は変わらないのに、胸の奥にぽっかりと、穴が空いたような気がしていた。でも——ぶんは、まるで何も変わらなかった。いつも通りに目を覚まし、ごはんを食べて、毛づくろいをして、私のところに甘え...
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【ふたりといた時間】第39話:小さな息の終わり

はなの小さな体を、あの人が抱きしめている。泣きじゃくるように、喉を詰まらせながら——『はな。はなと過ごせて、本当に幸せだった。ありがとう。楽しかったよ。出会ってくれて、本当にありがとう……はなぁ……!』“はな”と何度も、何度も呼びかけて、崩...
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【ふたりといた時間】第38話:初めて聞いた声

玄関のドアを開けた瞬間、私は靴を脱ぐ間もなく、はなのもとへ向かっていた。こたつの隅。奥まった、誰の手も届きにくいその場所に、はなはぐったりとスフィンクス座りしていた。まるで、そこだけ空気の流れが止まっているように——静かに、ただそこにいた。...
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【ふたりといた時間】第37話:小さくて大きな”ありがとう”

私が仕事へ行った後。はなは早々に、亜希子さんからステロイド点滴を打ってもらう。時期、はなの呼吸は落ち着きを取り戻した。心配だった。毎日、ステロイド点滴を受けると、身体が慣れ効かなくなる事が心配だったがそんな心配はいらない様だ。何より、はなは...