『長野県といえば?』
多くの県民が真っ先に思い浮かべるのは、きっと「信州そば」だと思います。もちろん、私もそのひとりです。長野市内のおそば屋さんを食べ歩くのが好きで、自宅でも週に一度は乾麺を茹でて楽しんでいます。それくらい、私はそばが大好きな人間です。
でも、ある日フッと気づいてしまったんです。
『あれ……新潟のそばの方が、好きかもしれない💦』
(※あくまで、個人的な感想です!笑)
なぜそう思ったのか?理由は以下の通りです。
・そばの香りと味がしっかりしている ・歯ごたえ・のどごしが心地いい ・水が、きっと長野よりも冷たくて澄んでいる
新潟のそば、美味しいです。本当に😅。
でも逆に、そこで気になったんです。
『そもそも“信州そば”って、どんな歴史があるんだろう?』
『信州そばの魅力って何?』
そこで今回、以下の内容をまとめてみました。
・信州そばの特徴と魅力 ・信州そばの種類(実はひと口に信州そばと言っても種類があるのです) ・信州そばのおいしい楽しみ方
最後まで読んでいただければ、信州そばのことがもっと好きになるかもしれません。そば好きなあなたの参考になれば、うれしいです。
信州そばの特徴と魅力は?
信州そば(しんしゅうそば)は、長野県(旧・信濃国)を代表する郷土料理で、日本三大そばのひとつに数えられています。ズバリいちばん印象的なのは風味と食感だと思います(新潟の蕎麦が好きだと言っておいて何ですが)。その風味と食感を中心に、他の地方のそばとの違いを紹介していきます。
香り高い風味
信州そばの一番の魅力は、そば粉本来の香りが強く感じられることです。私は麺つゆではなくそば湯つけて食べたりします。長野県は標高が高く、昼夜の寒暖差があるため、香りの強いそばの実が育ちやすいとされています。鼻に抜けるような豊かな香ばしさが特徴的です。
しっかりとしたコシと滑らかなのどごし!
信州そばは、風味が強いだけでなく、歯ごたえ(コシ)がしっかりしていて、つるっとしたのど越しも魅力です。打ち方や水加減の技術が地域に根付いていて、「冷たいそば」で食べることでその違いがはっきり分かります。
冷たい「ざるそば」や「もりそば」から試すと、風味が一番感じられます。地元産の野菜天ぷらや山菜と合わせると相性抜群。温かいそばももちろん美味しいけど、最初は冷たい方がおすすめです。
地元の清らかな水と空気
信州は山に囲まれていて、水がとても清らかです。この水の良さが、そば打ちにも影響していて、食感と風味のバランスを整えています。そばに限らず、信州の料理は「素材の味」を活かす文化があるので、シンプルだけど奥深い味わいがします。
信州そばの代表的な種類
信州はそばの宝庫です。なかでも戸隠、北信、南信地域は、それぞれ独自の風土と文化に根ざしたそばがあります。香り、盛り方、食べ方…土地ごとに異なるそばの魅力を知ると、一杯のそばがもっと深く味わえるようになります。今回はそんな信州そばの魅力を、3つの地域からご紹介します。
戸隠そばの特徴と魅力
戸隠そばと言えば、「ぼっち盛り」が特徴です。神聖な山・戸隠山から受け継がれる「ぼっち盛り」は、小束に分けたそばが五つ並ぶ独特の盛り方になっています。見た目も美しく、手間暇込めた心が味に映るんです。
霧下そばの風味と生産地
冷涼な気候と霧が育てる霧下そばの風味は、とても味わい深いです。霜の降りる頃に収穫したそばで打つ「霜下そば」は、とにかく風味が独特で甘みが強い事が特徴です。霜切りそばを食すと『あゝお蕎麦の時期だ』と季節を感じる事が出来ます。長野北部の気候だからできたそばの味です。
伊那市の郷土そば文化
伊那では「行事のたびにそばを打つ」家庭文化が令和の今でも健在です。地元に根ざした暮らしのそばは、人のあたたかさを感じさせてくれます。南信エリア・伊那市で根付くそばの楽しみ方、地域ならではの心温まるそばです。
信州そばの美味しい楽しみ方
では最後に手短になりますが、そばを引き立てるおすすめの付け合わせを紹介します。野沢菜や天ぷら、大根おろしなど、信州流の楽しみ方があるんです。そばそのものの味わいと、付け合わせをつまみながら楽しむのが信州流です。ぜひ組み合わせて味わってみてください。
天ぷら
信州そばの魅力を強烈に引き立ててくれるのが、地元ならではの天ぷらです。天ぷらは定番で、季節の山菜や地野菜をカラッと揚げて、そばの香りと絶妙な相性を見せます。
大根おろし
シャキッとした辛味の大根おろしは、風味豊かなそばと絡むことで、後味をすっきりと引き立ててくれます。
野沢菜漬け
さらに、長野の食卓に欠かせない野沢菜漬けも名脇役です。口直しにもぴったりで、食感と塩味がそばの風味を引き立ててくれます。
まとめ
ここでは
・信州そばの特徴と魅力 ・信州そばの種類 ・信州そばのおいしい楽しみ方
と簡潔にまとめました。
まとめてみて
改めて信州そばって歴史があるんだなと再確認しました。
でもやっぱり、新潟のそばの方が好みなのは変わりません。ただ信州そばの魅力を知ったうえで、現地で実際に味わってみたら変わることもあると思います。風土・水・文化が育てたそばを通して、長野の奥深さを感じてみよと思います。
ではまた。
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